ミステリー・サスペンス・ハードボイルド12

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償い
自らが家庭をかえりみなかったため、幼いわが子の命を救えず、妻に自殺されてしまった36才の脳外科医・日高。ホームレスにまで身を落とした彼が行き着いた、東京のベッドタウンで起こった、殺人や無理心中や自殺......
もういちど
心臓移植手術を終えて意識を取り戻した少年はドナーの女性の心が体の中にいることに気付く…というところから、お話が始まります。この作者の「病気」に関する作品はとても胸が痛くなります。それは作者自身が心臓......
真夜中の死者 (カッパ・ノベルス)
インターネット絡みの事件物ですが、そんな難しくもなくスラスラと読める感じがします。インターネットで知り合った人達の死、登場人物の言動に降り回される主人公、そして、犯人は・・・主人公を取り巻く人達の物......
タクシー
幽霊が出てくる話は、幽霊の必然性があるなら大いに話を盛り上げるものですね。死んだ美女の幽霊の無念の想い、主人公蛭間に対する強い感謝の気持ち、周辺の幽霊たちの数々の善意。それらが、生きた人間のそれでは......
夜明けのコーヒーを君と一緒に
十数年ぶりに森村さんの作品を手にした。地方都市の政治と経済、市民の生活を遠隔支配する、与党議員の悪辣無比を地元新聞社に飛ばされた記者が暴く。その記者を飛ばしたのは、その政治屋にほかならない。私は25......
情熱の断罪 (講談社文庫)
森村誠一の初期短編集である。表題作の他、5つの短編が収められている。 全作品が暗く、現代社会の闇の部分、人間の心の闇の部分を描いている。現代社会の悪の有り様、人間の心のどうしようもない弱さが描かれ......
ガラスの密室 (光文社文庫)
一気に読んでしまいました。小説としてはかなりのレベルだと思います。細かい描写、言い回しなど自分の好みでした。冤罪と現在の裁判の限界、加害者保護の社会問題をテーマにうまく書いていると思います。 ただ......
ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)
ほんわかして、どこか間抜けなムード ドキドキして、続きを読まずにはいられない殺人の謎解き 同居しなさそうな二つの要素が、違和感なく存在してました。 「小さな街を舞台とし、主として誰が犯人かという謎......
英国ミステリ道中ひざくりげ
夫婦そろって本が好き。本に目がないおふたりがミステリマニアの本領発揮。 翻訳者の山田順子女史にさそわれて参加したイギリス詣で。ところが行く先々で嵐を呼ぶ謎の体質。饒舌な筆致を駆使してもとても書きき......
死んでも治らない―大道寺圭の事件簿 (カッパ・ノベルス)
元警官の主人公の前に現れる、おまぬな犯罪者達。設定だけ聴くと、コミカル系なのですが、ほとんど笑えませんでした。むしろ、おまぬな人達の弱さや、哀れさが感じられ、しんみりさせられちゃいます。作品全体の構......
悪いうさぎ
軽妙な文章で読み進む。時々作者のセンスがキラリと入っておもしろい。仲良しの高校生のうち、最初に助けた娘だけでも無事だったのは救いだ。主人公がこれでもかと痛いめに遭い、へこたれないその性格?(無理に立......
船上にて (講談社文庫)
怖かったです。この読み終わった時の感じはなんなんでしょうか。若竹さんの船モノ好きです。「海神(ネプチューン)の晩餐 」再版して欲しいなあ。表題作を含む短編八作を収めた作品集。 ダイイングメッセージも......
競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)
1993年に『創元推理』の別巻として出た単行本の文庫化。多少、手が入れられているらしい。 若竹七海氏が実体験した謎を、7人のプロと6人のアマチュアが解き明かそうとしたもの。企画としては物凄く面白......
製造迷夢 (徳間文庫)
”コージーミステリ”なんて言われるように、殺人なんかが起きながらも、ちょっとほんわかした雰囲気の作品が魅力的な作者ですが、今回はいつもとちょっと違う。残留思念が読める井伏美潮が出て来るからだ。 ......
クール・キャンデー (祥伝社文庫)
祥伝社の中篇シリーズの一冊。ごく軽く読むことが出来る。 いつものとおり、「いやな話」だった。いかにも若竹七海らしいというか。 少女の必死に頑張る姿、甘酸っぱい青春などが描かれ、油断して読んでい......
八月の降霊会 (角川文庫)
ミステリと言うよりホラーなような、ホラーというよりファンタジーという感じ、ファンタジーよりはミステリ。若竹七海らしい魅力的な筆でどんどん読ませます。いや、そんなはずは無い、そんなはずは無いと思いなが......
古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)
キャラクターがいいですね。ネーミングも、場所設定もみんなよかったです。こういうキャラが周りいるといいなあとおもいながら、主人公みたいな、かっこよくって元気なおばちゃんになりたい!面白いです。冒頭の怒......
スクランブル (集英社文庫)
学園物は好きだけど、いわゆる”ジュヴィナイル”小説では飽き足らない、ミステリー・ファンだけど、謎解き以外のストーリーもしっかりないとダメ、という私のような注文の多い読者も満足させる読み応え満点の秀作......
依頼人は死んだ
女探偵葉村晶の二年ちょいを季節ごとに短編化して描いた連作短編集。 シニカルな視線の持ち主でどことなく淡白な性格だけど、それが女性となるとなんだかかっこいい。男だと、うわっかっこつけすぎ、ってなると......
火天風神 (新潮文庫)
これは、すごい。すごいです。怖かった…。読んでいてなんど「いやーっ!」と思ったことか。平穏な日常なんてあっという間に吹き飛ばされる、ちっぽけな軽いものなんだってこと。「死」なんて意識するしないにかか......
名探偵は密航中 (カッパ・ノベルス)
現代では体験できなさそうな、豪華な船の旅の様子がとてもいいです。ついついタイタニックの場面などを思い出しながら読んでしまいました。これは若竹さんの本の中でもおすすめです(まだ全作読んだわけではないの......
海神(ネプチューン)の晩餐 (講談社文庫)
古きよき時代の船旅につれていってくれる本。 でも最後のエピローグの部分は個人的にはいらないと思う。 最後の部分を読んでイヤな気分になってしまった。 娯楽作品なんだから読後にイヤな気分にさせるのはどう......
遺品 (角川ホラー文庫)
はじめ1/3はまだ読めた。が…。 (この作者、加門七海をもじってPN付けたのか?) 矢張り、角川ホラー文庫ってロクな小説が無い。 〜ここのホラー大賞ってとんでもない超駄作に賞やっているし。 スター......
サンタクロースのせいにしよう (集英社文庫)
日常の中のミステリ。明るいテーマというわけではないのだが、なぜか読後ほっこりさせられました。柊子と周りの人達とのやりとり(特に銀子さん)にくすっとさせられ、もっともっと彼女たちの日常を読みたいなーと......
ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)
ほんわかして、どこか間抜けなムード ドキドキして、続きを読まずにはいられない殺人の謎解き 同居しなさそうな二つの要素が、違和感なく存在してました。 「小さな街を舞台とし、主として誰が犯人かという謎......
プレゼント (中公文庫)
悪意、まして殺意など……という無意識の安心にヒヤリとした冷水。 ここから先は「殺人」というボーダーラインはどこにある? 無神経なヤツと思ってるとき、自分もそいつのことに無関心で同類だ、等々。 ......
マレー半島すちゃらか紀行 (新潮文庫)
1995年に出た大判ソフトカバーの文庫化。 内容はといえば、タイトルにあるとおり、マレー半島をお気楽に旅行するというもの。若竹、加門、高野が交互に筆を執っており、それぞれの視点からのマレー半島が楽......
ヘア・デザイナー殺人事件 (光文社文庫)
ほんのちょっぴり、ネタバレがあるかもです。 密室トリック2つに消えた凶器と、トリック満載の話ですね。 まさかあんなもので殴殺するとは、意表を突かれましたね。全然わからなかった。 密室トリックも......
渋谷一夜物語(シブヤンナイト)
15の短編の合間に、書き下ろしを加えて疑似長編にした短編集。 収録作品のジャンルは様々ですが、 基本的には広義のホラーに分類されそうな内容が多いと思います。 幻想的な表紙カバーが印象的。 SF、......
ジャグラー (徳間デュアル文庫)
量子コンピュータが実用化された未来の世界。 量子の効果が、現世と霊界をつないでしまう。 現世と霊界の境界にあたる地区には、 人類のいろいろな勢力、霊界の力がぶつかりあう。 そこに現れたアメリカン・......
サブウェイ (ハルキ・ホラー文庫)
地下鉄「永田町」の駅に行けば、死人に会える。そんな都市伝説を信じた人たちが、死人に合うために「永田町」に集まる。そこで起こる怪奇現象。そして最後に・・・。怖いとか、グロいというより、死人を探して集ま......
日曜日には鼠(ラット)を殺せ (祥伝社文庫)
統首による恐怖政治に支配された国、逆らう者は容赦なく、生きて帰った者のいない監獄へと送られる。唯一、統首の誕生日に八人の囚人に脱出の機会が与えられる。いろいろな仕掛けが施された通称「恐怖城」から抜け......
ミステリ・オペラ―宿命城殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)
本書の壮大な構想とその筆致は、昭和史をまるごと、探偵小説という装置を用いて凝縮させようと試みる、作者の強烈な決意を感じさせます。メタミステリーの手法を採用していますが、現代と50年前の手記を、交互ま......
チョウたちの時間 (徳間デュアル文庫)
SFの黎明期にはスペースオペラが人気でした 「チョウたちの時間」はタイムオペラです ふたりの主人公がいて時間を移動します そこでビッグバンが起こった理由を発見します しかし・・・ 時間をテーマにした......
神曲法廷 (講談社文庫)
「ミステリオペラ」がめでたく高い評価を得られたことで、今まで一部の読者のみが知る存在だった山田正紀ミステリもようやく正しい評価を得られつつあるようで、喜ばしい。山田正紀は非常に多作であり、かつその小......
阿弥陀(パズル) (幻冬舎文庫)
オフィスビルの15階に向かった女性が忽然に消え失せた。エレベーターに乗るまでは監視カメラのその姿が映っていたのだが、その後どこを探しても見つからない。ビルの出入り口には警備員、地下駐車場の出入り口に......
超・博物誌 (集英社文庫)
人類が宇宙の遠くにまで進出した時代、仕事を退職、これからは長年の夢だった博物学者として生き物を観察して暮らそうと辺境の星の田舎に土地を買い家を構えた老男性。そこで語られる、男の波乱に満ちた生涯と不思......
クトゥルー怪異録 (学研M文庫)
1994年に出た単行本の文庫化。 1992年にTBSで放送されたテレビドラマ『インスマスを覆う陰』に触発されてつくられたアンソロジー。ドラマに主演した佐野史郎、脚本家の小中千昭が作品を書き下ろした......
ナース (ハルキ・ホラー文庫)
死体がやたら襲ってくるアクションホラー。直球勝負のストーリーは面白い。のですが、この作家さんは、ナースとはこういうものだ、というフレーズが多すぎて辟易しました。主人公たちの全ての行動を、「ナースとい......
横溝正史自伝的随筆集
本書は単行本未収録の「続・書かでもの記」を中心に、横溝正史のエッセイを編年的に並べることで、自身の筆による作者の生涯が追える編集となっている。目玉は何といっても「続・書かでもの記」であるが、予想通り......
本陣殺人事件 (あすかコミックスDX―金田一耕助ベスト・セレクション)
有名な小説を漫画化する場合、作画が原作のイメージからかけ離れてしまい失望するケースは多い。しかし、本作品はその逆で、あの「横溝正史」をよくぞここまで描き切った…と脱帽してしまうほどの素晴らしい出来栄......
犬神家の一族 (あすかコミックスDX―金田一耕助ベスト・セレクション)
私の金田一シリーズのイメージは市川崑監督、石坂浩二主演の映画シリーズで、あの美しく静かで非現実的でありながら、恐ろしい死体のシーンと、その他不気味な老婆達に、子供心にとても深い印象を刻みつけられまし......
金田一耕助の新冒険 (光文社文庫)
1996年に出版芸術社から出た単行本の文庫化。 「悪魔の降誕祭」「死神の矢」「霧の別荘」「百唇譜」「青蜥蜴」「魔女の暦」「ハートのクイン」の7篇が収められている。 いずれも、角川文庫版などには......
金田一耕助の帰還―傑作推理小説 (光文社文庫)
本書と『金田一耕助の新冒険』は短編集だが、のちに長編に改稿されたものばかりが集められている。これまで単行本・文庫に収録されなかったものが多く、貴重なアンソロジーとなっている。 『帰還』に収められ......
犬神家の一族 (講談社漫画文庫)
この作品は、よく映像化されていて知っている方も多いでしょう。私も、TVドラマで見てからこの本に興味を持ち、読みました。この作品は、金田一耕助が解決した事件のなかで、1,2を争うほど有名で大きな事件......
怪奇探偵小説傑作選〈2〉横溝正史集―面影双紙 (ちくま文庫)
本書は、戦前の著者の作品(昭和二年〜昭和十五年にかけて)を収録した選集である。概して同じテーマを扱った収録作品が多いなかで、昭和九年の秋から冬にかけて執筆された中編「鬼火」が、燦然と輝く名品である......
君らの魂を悪魔に売りつけよ―新青年傑作選 (角川文庫)
浅いんじゃないかな、………と、思うのですが。小粒揃いという感じでしょうか?それから、タイトルのテーマとオムニバスの主題が、合ってないですよ…(と思う)。横溝正史の作品など、なかなかそれ自体良質なので......
真珠郎―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)
作者お得意の美少年をベースに事件が起きる「真珠郎」。映画化はされていないが、怪しい耽美な世界を満喫できる。今となっては現実味に乏しいが、情報量の少ない戦後間もない頃の山奥では、こんなことがあっても不......
トランプ台上の首 (角川ホラー文庫)
「トランプ台上の首」と「貸しボート十三号」の2本の中篇に加え、「探偵小説講座」という短いエッセイ3本が収められている。 中篇2本は、どちらも入り組んだプロットが特徴。トリックそのものはどうしよう......
喘ぎ泣く死美人―横溝正史“未収録”短編集〈2〉 (カドカワ・エンタテインメント)
正史の全ての作品を読みたいと願う自分のようなフリークにとっては大変ありがたい一冊だが、それ以外の読者にはだいぶ物足りない内容だろう。特に、出来の悪い「憑かれた女」の原型作品が無駄に長く、かなりのペー......
魔女の暦 (角川文庫 緑 304-25)
「魔女の暦」と「火の十字架」の2本の中篇が収められている。 「魔女の暦」は、予定調和的なプロットかと思わせておきながら、途中でアレッという展開になっていくところが面白い。しかも、それがトリックで......
Black Magic Woman (ジョイ・ノベルス)
ヌガヌガ・キュンバキュンバ。問題はその呪文でした。作家の夫の書きかけの小説の中の呪文を、なぜかそれを読んでいるはずもない妻がつぶやくのです。 そして事件は起き、けれど、ホラーのような事件の最後には......
第一印象 (双葉文庫)
エゴ丸出しなのに、自らはそれに気付かぬ鈍感で厚顔無恥な醜い人々をえがくサスペンス!ストーリーが意外なことが少なかったのがちと残念だが、男たちはすごーくブキミにナイス。人間は生き方によって善人にも悪......
別れてください (集英社文庫)
吉村作品に特有の、スピード感と数々の謎の伏線に加えて今回は不気味な要素が加味されており、これが映像化されたらたぶんものすごく怖いだろうなと思った。人形のように美しい妻、感情そして肉体の接触までも拒む......
「鎌倉の琴」殺人事件 (トクマノベルズ)
久々に登場した平田均は、大学の講師になっていた。彼の教えているのはメディア論。それに、途中で出てくる文学論とうんちくも満載。 それでいて作者特有の平易な文章が読みやすく、一本の琴糸から導き出される......
有馬温泉殺人事件 (講談社文庫)
熱湯のような激しい物語に疲れた時は、温泉のようなこんな1冊で一休み。いつもの掛け合い漫才も楽しいシリーズキャラクターが旅情たっぷりに温泉めぐり、殺人事件も解決してくれる楽しい本。愉快なだけで終わら......
オール (ハルキ・ホラー文庫)
若い女性向の雑誌「ポップティーン」に連載されていた短編小説集です。タイトルの「オール」とは徹夜の意味で使用され、全12話で構成。文庫には珍しく、カラー写真が多用されているので文字数は少なめですが本は......
十津川温泉殺人事件 (ジョイ・ノベルス)
せっかく意味深なタイトルなのに、「十津川警部」については一箇所触れられるだけ、というのが期待外れでした。十津川警部についての蘊蓄(情報)を2、3ページくらいは語ってほしかったのですが…。まあ他人の宣......
やさしく殺して (集英社文庫)
レビュータイトルの通りの感想です。本書はサスペンスに属されていますが、サスペンスらしき場面も殆ど無いに等しい。主人公がジンワリと精神的に追い詰められていく様子は個人的には面白かったのですが、全体トー......
平安楽土の殺人―魔界百物語〈2〉 (カッパ・ノベルス)
全100巻にもおよぶという前代未聞の推理シリーズ、歴史に残るエンターテインメント超大作となるのか?2巻目はややおとなしい印象だが、氷室によって語られるカウンセリング論は、勇気がもらえる内容。 殺人......
完全リメイク版 キラー通り殺人事件 (講談社文庫)
「キラー通り殺人事件」をリメイクしたということで、なんとオリジナル版とは犯人やキャラクター設定もあちこち変更されているという。オリジナルも読みたいが、絶版とのこと、古書店を巡らねばなあ。著者のHP......
卒業 (角川ホラー文庫)
著者の著作である「卒業」「樹海」「時計」は実質的には3部作。 殺人などの非倫理的な行為をする事が、遺伝子により規定されている人間、神保康明を描く。 その遺伝子が、本人の意志に関わらず、受け継がれなけ......
天井桟敷の貴婦人 (徳間文庫)
女性がベランダから落ちたその後にドライフラワーが地面に落ちた謎については、吉村ミステリーお馴染みの“ちょっとしたクイズ”レベルではあるが、たしかに納得(いちおう推理できたし)。探偵の事件との関わりに......
蛇の湯温泉殺人事件 (ジョイ・ノベルス)
舞台は東京・奥多摩の温泉。テーマは家族・子育て・私生児そして他人の不幸を喜ぶ心。ミステリー趣向としては冒頭に殺人の発見、そしていきなり“犯人”に事件経過を話つつ、過去のフラッシュバックが交互に語られ......
ゼームス坂から幽霊坂 (双葉ノベルズ)
ミステリ−のはずが...電車の中でつい泣いてしまいました。愛についても考えてしまう、ミステリ−です。吉村作品はすべてにおいて、今までとは違うミステリ−で、ぜったいお薦めです。まずは一冊読んでみてくだ......
心霊写真―氷室想介のサイコ・カルテ (カッパ・ノベルス)
著者のホラーを読んだことがありますが、そちらは好きではありませんでした。 が、こちらの作品は推理小説のおいしいところ取りという感じで、楽しめました。 ひとつひとつの話が短く、忙しい人でも気軽に読めま......
奇偶
なんとデビュー作『生ける屍の死』(実はその前に『13人目の探偵士』というゲームブックがある)以来の長編作品という事で、従来の山口作品を知る人間にとっては目を疑うほどの分量となってしまった(?)大作。......
13人目の探偵士 (講談社ノベルス)
山口雅也氏の処女作といえば、『生ける屍の死』があまりにも(?)有名な訳ですが、実はそれに先立って上梓されていたのがこの作品。いわゆる「ゲーム・ブック」であった為、ミステリ小説としての位置付けをされな......
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫)
1996年に集英社から出た単行本の文庫化。4篇の短篇が収められている。 キャラクター主導型のミステリ。他の山口作品とは異なり、複雑な仕掛けや世界観もなく、気楽に読める。肩の力を抜いて書いたと著......
ミステリを書く! (小学館文庫)
現代ミステリの最前線で活躍する作家達へのインタビュー集。各作家がどのような経緯を辿ってミステリ作家になったのか、がよくわかる良質のインタビュー集です。ミステリを書く気のない人でも充分楽しめます。...
ミステリー倶楽部へ行こう (講談社文庫)
本書を読んで感じたのは、やはりミステリーを極めるということは不可能だということだ。あらゆるジャンルにわかれ、多岐にわたるこの分野を網羅するには一つの人生ではあまりにも時間が短すぎる。それでも、これだ......
マニアックス (講談社ノベルス)
とがきによると、日本ではマニアというのは愛好家めいていて、同じような存在であるオタクよりもどこか一団高いようなイメージがある。では、その語源である英語のマニアックスとは何なのか? ここで書いてしま......
キッド・ピストルズの慢心 (講談社文庫)
1995年の単行本→1999年のノベルスの文庫化。 キッド・ピストルズのシリーズ第4弾。5つの短篇が収められている。 いずれもマザー・グースを使った見立てもの。靴にすむ老婆とか、「ティンカー、......
不在証明崩壊(アリバイくずし)―ミステリーアンソロジー (角川文庫)
1996年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。 8人の推理作家が、「アリバイ崩し」というテーマで競作している。類似の企画に、密室や誘拐でやったものがあるが、本書はそこそこの出来。大失敗に終......
続・日本殺人事件 (角川文庫)
1997年に出た単行本の文庫化。 2本の中編が収められている。 『日本殺人事件』の続編で、お馴染みの登場人物たちが活躍する。 前作に続いて山口氏の「つくりこみ」に感心させられた。ここで描か......
キッド・ピストルズの妄想―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)
本格ミステリの短篇や中篇は、大抵推理の骨格だけ書きました、というようなスカスカのモノが多くて辟易するけど、この作品集中の中篇はどれも、深みを持ちつつ、本格の結構もガッチリと押さえている。ゼイタク感の......
垂里冴子のお見合いと推理 (講談社ノベルス)
「ミステリ」の可能性の枠を広げる事に邁進するような、山口さんの諸作の中では、今の所ほぼ唯一(続編含む)と言っていいオーソドックスなミステリ短編集。珍しく(?)肩の力を抜いて楽しめる作品だと思います。......
名探偵の世紀―エラリー・クイーン、そしてライヴァルたち
今をときめく作家たちが名探偵への熱い思いを捧げる本現在の新本格派の作家たちのこころの支えともいえるクイーンを中心にミステリ黄金時代の名探偵たちが紹介されます...
キッド・ピストルズの慢心―パンク=マザーグースの事件簿 (講談社ノベルス)
キッドとピンクの生い立ちがそれぞれ語られるところがいいですね〜。特に、「ボンテージ殺人事件」なんて笑ってしまいます。よくまぁこれだけ意外なものを組み合わせたもんだって。もうちょっとピンクにボンテージ......
大密室
◆「神は密室」(千街晶之) 「これまで読んできた密室トリックとは違って……まるで世界が、 世界を守るためによってたかって一人の人間を抹消するかのようなもの」 ......
不条理な殺人
1996-98年に『小説non』に掲載された短編ミステリ10篇を集めたもの。執筆しているのは有栖川有栖、恩田陸、加納朋子、倉知淳、近藤史恵、柴田よしき、西澤保彦、法月綸太郎、若竹七海。 出来映え......
ミステリーズ―完全版 (講談社文庫)
作者がミステリの新しい可能性を探るため挑んだ実験的短編集。作者が旧来のミステリに満足できず、新たな世界に挑んだ意欲は買えるが、さほどの斬新さを感じさせるアイデアはないし、マニア向けの細かい趣向を除く......
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